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椅子の足や足掛けの彫りと、作りが頑丈なところが気に入ったけど
色がイマイチだったダイニングチェア4脚のDIYリメイクです。
しっかりした作りなのにお値段がお手頃だったのもポイントでした。
リメイクすることを考えて購入しました。
ダイニングチェアリメイク前
椅子自体に重みがあり、手にしたときにしっかりした質の高さを感じました。
ただ、デザインとしては全体的にちぐはぐな、惜しい印象です。
特に色が主張しすぎで、他のインテリアとも馴染まず、椅子だけ浮いた印象。
形も、背もたれはシンプルなカーブか、直線が理想でした。
田舎のダイニングチェア、という雰囲気です。


張地は、コットンのような手触りの、青海波っぽい模様です。
模様には光沢のある糸が使ってあります。
座面がラッシュシートでなく布張りなので、後々、好みの布に張替えられそうな所もポイントです。


リメイクステップ1:ニスはがし
ニュージーランドでインテリアデザインをしているいとこに、
ダイニングチェアをリメイクするのに何から始めればいいのかアドバイスをもとめたところ、
まずはニスはがしから!
とのことで、早速ニスはがしに取り掛かりました。
肝心なペンキが椅子にしっかりと塗装されるようにするために、この工程は重要です。
ニスはがしの薬品をプラスチック製のふでで塗り、数分立つと、ニスが浮き剥がれてきます。
それを、そぎとる金具で取り除いていきます。
ニスはがしの薬品はとても強いので、テラスの木材を傷めないようにビニールシートを敷いておきました。とにかく、地面におとさないよう、手や服につかないよう、慎重に薬品をぬって、取り除いていきます。
取り除いたニスも、きちんと取り分けておいて、後で処分します。


左後ろに写っている椅子は、サンドペーパーでニスをおとしました。綺麗におちますが、手や腕は筋肉痛、サンドペーパーは何枚も必要になるし、少なくとも一週間はかかり、重労働でした。
ニスおとしの薬品だと、約半日もあればニスを取り除けました。
匂いも強い薬品ですので、作業は外で行うなど、取扱には十分お気を付けください。


リメイクステップ2:好みの色に塗装
ニスをはがした後、乾燥させて、ざっとサンドペーパーをかけたら、
お好みの色に塗装です。
いまいちだったインテリアが、新しい色をまとって
自分好みのアイテムに変わっていく過程はとっても楽しい!
出来上がりがワクワクします。
ペンキがしっかり長くもつよう、塗装を2回かけました。
グレーのタイルや、淡い色の壁とも、思った通りの相性です。




今回使ったのは、Liberonから出ている、カゼインベースのペンキです。
ミルクのたんぱく質が原料になっているペンキとのことで、
塗装すると懐かしいほのかな甘い香りが漂ってきます(香りは数日でなくなります)。
とってもいい香り!


塗装だけだと、陶器のような綺麗で固すぎる雰囲気になってしまったので、
やすりをかけて馴染んだ感じを出していきました。
やすりによって、椅子のもともとの素材を所々浮き出させていき、
使いこんだ印象に仕上げていきます。








リメイクステップ3:優しい香りと艶のビーワックスかけ
塗料保護と、手入れをしやすくするため、
ビーワックスをかけていきます。
ワックスをかけた直後はつやが強いですが、
椅子を使うにつれ、
自然で優しいつやになっていきます。
ワックスをかけると、
はちみつのいい香りが家中に広がります。
ワックスビフォアアフター:足置き
ワックス前はマットで、堅牢な印象。
ワックス後は艶が出て、優しい、軽い印象になりました。
凸部を見ていただくと、自然光を優しく反射しているのが分かりますでしょうか?




ワックスビフォアアフター:背もたれ




ダイニングチェアリメイク後
張地を替えた座面を元に戻し、ダイニングチェアのペンキリメイク完了です。


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