フランス語を使った初仕事は、
パリにある、有名なファッションブランドの商談通訳。
日本からのバイヤーに対する秋冬物のコレクションのセリング(受注)に、
3日間立ち合うお仕事でした。
私のクライアントはフランス・ファッションブランド側。
クライアントのクライアントが、日本からのバイヤーの方々でした。
商談の場所は、サンプル確認や衣装合わせなどのために
おしゃれなファッションに身を包んだスタッフの方々が行き交う、
刺激的な空間でした。
1日目を何とか無事に終え、2日目。
2日目のミーティングの後の夜は、
ファッションブランドの部長クラスの方と、
日本のお客様たちとのビジネスディナーでした。
目次
一緒に仕事をする人々の満足感がやりがいに繋がる
実は今回、日本からのアパレル企業のバイヤーの方々は
商談で次期の発注だけでなく、
それ以上に重要なミッションを、
日本からお持ちでいらっしゃいました。
日本市場向け・新しいサイズ展開の依頼です。
フランス人の体型をもとにしたサイズ展開だと
日本人の体型に必ずしもマッチしない・足りないサイズが出てきます。
初日のミーティングでは残念ながら交渉解決の糸口が見えず、
夕方のお食事の開始時は、日本から来られた代表の方々は緊張された面持ちでした。
そのお食事の場で、上層部の方々に直接交渉をされ、
問題点の理解をお互いに確認されただけでなく、解決策も手にされ、
ビジネスディナー後半は、安心された表情をされていらっしゃいました。
最終日の朝、
「昨日はどうもありがとう、これで日本の本社に安心して戻れるよ」
とおっしゃってもらえた時には、私も自分の事のように嬉しかったです。
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