朝起きると、
7歳の次男の机の上が
綺麗に片付いていました。
それから次男の部屋の床の上も。
基本的に、部屋の片づけは
今まで子どもたち本人に任せてきました。
子供のものは、
自分で片付けさせる
が教育だと思ってきたからです。
ただ、この1~2年の間、今まで何度も、
「部屋が散らかっているよ」
「部屋を片付けようね」
と言い続けてきても
まったく改善されなかったり、
片づけてくれる日が気まぐれに起こる程度で
声掛けの効果がありませんでした。
部屋の片づけ、子どもに起きた新しい変化
数日前、
あることに思いが至り、
本人が片づけるのを待っていても仕方ない
綺麗な家に私は住みたい
と、次男の部屋を片付けることにしました。
なんでも取っておきたい本人には
申し訳ないと思いつつ
次男の年齢にふさわしくなくなったものを処分。
そして、
次男の部屋の収納スペースを確保し、
収納ボックスを購入したりもすることで
次男の遊ぶスペースも再び生まれました。
物があふれて、収納場所もなかった状態から
物の定位置が、以前よりもわかりやすくなりました。
そして何より意外なことに、
次男本人に、
満足はもちろん、
自信のようなものが生まれました。
自分の部屋が綺麗な状態であるのが誇らしい
自分には綺麗な部屋がふさわしいんだ
というような、
自然と生まれる笑顔と自信です。
こんまり®メソッド考案者 近藤 麻理恵
「ときめくモノ」を選び終わったら、すべてのモノの定位置を「一つ残らず」決めましょう。
一つでも住所不定のモノがあると、散らかる可能性が一気に高くなります。使ったあとは定位置に戻すだけで、片づいたおうちをキープできるようになります。
子供が進んで片付けるには順序があった!振り返って気付いた、あることとは?
次男の部屋が綺麗にならないことに
限界を感じていたある日
私は私自身のある言動に
思いが至りました。
「片づけなさい!」
「あなたの部屋は汚い」
「あなたの部屋は散らかっている」
そういつも言われ続ける子どもは
今までどんな気持ちで聞いていたんだろう?
そういつも言われ続ける子どもは
この先、どんな大人になるんだろう?
と。
物はできるだけ取っておきたい本人と
それに対して片づける場所がない部屋…
そのようなことを言い続けるのは、
親にも子どもにも、
健康的な未来が待っているようには
思えませんでした。
それは知らず知らずのうちに、
あなたは片づけられない人間だ
と子どもに刷り込んでいるのと
同じことのようにも思えました。
とすると、
次男が片づけやすいように
環境(次男の部屋)を整えるのは
親である私の仕事ではないか
と思い至りました。
それに、私自身、
理想は、綺麗な家に住んでいる自分自身
です。
「綺麗な家に住みたい」
という自分の理想を叶える目的で始めた片づけと、
その後に起きた化学反応。
片づけは大変でしたが、
楽しくもありました。
そして次男の部屋がとてもきれいになり、
次男本人の心にも変化をもたらしたように感じています。
「子供のモノは、自分で片付けさせる!」
には、
そのための環境づくりが必要だったんです。
それが、
(片づける場所に収まるように)物を減らすこと、
(物が全部収まるように)片づける場所をつくること。
今では子ども自ら
片づけを意識するようになったところを見ると
本人の中に
「片づけ=嫌なもの・仕方なくするもの」
ではなく
「片づけ=楽しい・誇らしい」
というものに
変わりつつあるのを感じます。
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