勉強が楽しくないのではない、分からない勉強が楽しくないだけ
「子どもが勉強しなくて
進路に困っている」との相談。
昔のことすぎて 記憶があいまいですが、
私は中学まで勉強が好きとか
あまり思わなかった気がします。
私の周りには
勉強のよくできる同級生が
たくさんいました。
勉強が楽しくなったのは高校くらいから。
私は子供の頃 ビデオゲームが大好きでしたが
勉強も実はゲームと似ていて
敵を倒したり
ゲームをクリアできたら
嬉しいのと同じで
勉強わかれば テストで点数取れて
点数取れたら 褒められて
いろんな経験をさせてもらえる
例えば、
- 海外に連れて行ってもらえる
- 受験しなくてよくなる
- 学費が免除になる
…
そういう見えない世界がみえて
特別なことしかないから
また勉強を頑張れる
というサイクル。
勉強が楽しくないのではない、
分からない勉強が楽しくないだけ。
わからない勉強は
誰でも楽しくないです。
でもわかれば楽しくなる。
誰でも勉強を好きになれると
思っています。
高校へ進学したくない
と子どもが言ったとしたら
まだ遊びたい年頃として
社会人になるより
学生でいた方が
断然自由な時間があるとは思うけど
進学したところで
進級できるかどうか
卒業できるかどうか
という課題もあり
社会人になってからでも
高校や大学にはいつでも行けます。
社会人になってから学業に戻りたいという意志がある分 、
吸収できることがたくさんあると思いますが
その代わり社会人と学生の両立は大変です。
子ども以上に親が子供の進学のことで悩むなら
子ども以上にどうして悩んでしまうのか
がひとつ、
本人が進学したくないとして、
現時点で社会人になっていいことと
現時点で社会人になって悪いことを
進学したとしていいこと
進学したとして悪いこと
親子で一緒に全部比較・確認して、
お互いが気づいていないかもしれないことに
気づくことが
もうひとつできることかなと思います。
矛盾するように聞こえるかもしれませんが、
もし私の子どもが例えば
高校へ進学したくない
と言ったとしたら、
まずは一度その意思を
「進学したくないんだね」
と受け止めます。
そして、
本人に堅い意志がない限り、
私は高校へ行く方を勧めます。
私自身、育児をしながら大学院で専門修士を取って、
時間も体力も大変な思いをしたからです。
学生のうちに、
せめて子供のいないうちに
専門修士を取っておけばよかった
と何度も思いました。
(もちろん
社会人になってから学生に戻り、
気付けたこともたくさんありました。)
ですので
本人に何か特別な理由がない限り、
高校に行くことを勧めます。
無駄な苦労はしなくていいと思っています。
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