子供に日本語教育をはじめてから約4年になります。
子供が5歳のときから始めたので割と遅めのスタートです。
それでも週一回通う日本語学補習校の授業のお陰で、平仮名と片仮名を歌を通じて覚え、小学校で習う漢字は、半年分の遅れまで追い付きました。
ただ、国語教科書の読解テストで、文字枠がきちんと設けられている穴埋め問題でさえ、
空欄のままで回答できていないところを見ると、
内容をきちんと理解できていないと言えそうです。
そこである文章を音読させた後、質問をしてみることに。
単語の意味を確認し、
誰が何をしたのか、
鍵かっこは誰の発言なのか、
など一緒に考えてみます。
例えば会話の主語については、~と誰々が言いました、と鍵かっこの直前直後に書いてあると簡単ですが、時には離れた箇所にあることもあります。そうなると広い範囲で思考を組み立てていかなければならず、難易度が高くなります。
子供は最初、あてずっぽうに回答してきます。
間違っていると言う代わりに、答えがロジックでないことを伝えます。
私:「かっこの中にその人の名前が入っているよ。もしその人が会話の主だとすると、この人は自分に語りかけていることになるよね?」
子供:「ああ、そうか。じゃあ、こっちの人。」
私:「この人の名前もかっこの中に入っているよ。」
正解あるいは不正解を教えるのは簡単ですが、
それだと応用が効かないのではないかと思います。
自分で考えられる力を身に付けられるように、こちらも頭を凝らします。
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