フランスではマスク着用が、原則、廃止となって約ひと月が経とうとしています。
交通機関や医療機関で、マスク着用が義務付けられていますが、
スーパーなどではマスク着用は任意となっています。
息子が通う、小学校が併設された幼稚園では
学校への入り口が、今日から一カ所に集約されました。
それまでのこの約2年間、登校時の混雑を避けるため、入り口が4カ所に分散されていました。
だんだんと、コロナ拡大前と同じ風景に戻りつつあります。
数日前から次男の体調がすぐれず、
声がれから始まり、
典型的な風邪症状が表れています。
今朝は咳も目立ちました。
マスク着用が解除され、
普通の生活に戻りつつあるとはいえ、
公の場での咳やくしゃみは、
はばかられます。
咳が続くようなので、本人も大変だろうし周りにも心配をかけるのではないかと思い、
幼稚園でマスクを着けるように息子に薦めてみました。
すると、マスクをつける、とのこと。
周囲がマスクを着けていない中
ひとりだけマスクを着用するのは、
誰にとっても勇気が必要なことではないかと思いましたので、
息子の受け入れを意外に思いつつ、
周囲への気遣いにも親ながら感心しました。
勇気があることを誇りに思うこと、
祖母にも話しておくことを息子に伝えました。
ある一つの行動を通じて、
思い遣りを受け取る人たちがいるということ、
応援してくれる人たちがいるということ、
を息子に知ってもらうためでした。
さざ波効果と言われるものですね。
英語では、日本語と同じ意味の単語を使い、Ripple effectあるいはButterfly effectと言われます。
フランス語では、”効果”と”蝶々”という単語を使った、Effet papillon をよく耳にします。
エフェ・パピヨンと読むのですが、
パピヨンが持つ音感がポップなところが
フランス語の表現が一番好みです。
今日あなたは、どんな行動を取りたいと思い、実行しましたか?
そのあなたの行動は、きっとその先の誰かの役に立っているのだと思います。
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