フランスの首都圏は、先週地方にある高校で起きた事件以来、
安全体制が強化されています。
警戒という言うのがふさわしいのかもしれませんが、
必要以上にあおられる感じがして、
安全のほうがしっくりきます。
数日前の日曜日の夕方、小学校の校長から、
安全措置対策に関する連絡がきました。
最後には
「私たちのチームに安心して任せてください」
というような一言がありました。
ともすれば必要以上のことを言う必要がない、
特に命の安全に関わる責任の所在は
教育関連者の誰にも無いはずの
デリケートな内容のメールの中にその一文を見て、
この学校で良かったなと思い、勇気をもらいました。
いつかの同類の事件でフランス中が騒然とした時、
「私たちが普段どおりの日常を毎日送ることが
私たちの真の強さを示すことにつながると思う」
というようなことを
街頭インタビューで答えていた
フランス人がいました。
そんな考え方もあるのかと、
すごくいいなと思ったことを覚えています。
今週は仕事で日仏イベントに
アテンドさせていただく予定で、
仕事には仕事の、
不確定要素には不確定要素の緊張があります。
が、人々の楽しそうな顔を想像しながら、
全ては普段どおりに無事に進む前提でいるのが、
イベントに関わる人々が大勢いる中のひとりとして
微力ながらの役目なのだろう、
と、以前見たそのインタビューを思い出しました。
海外の人々も笑顔にしたい目標を持つ人たちの勇気が、
その人たちが普段暮らす日本の地域の未来も変えていきます。
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