2023年の夏、
日本への一時帰国最終日。
フランスへ戻る日。
今まで使っていた
CHANELのルージュを使い切り、
その代わりの新しい口紅を探していた。
フランスには
煌びやかな有名ブランドが出す、
数々の化粧品がある。
Chanel, Dior, Givenchy …
でも海外の名にはときめかない自分がいた。
今年の夏は、
一人で2か月間一時帰国させてもらえ、
今までで最高の時間を過ごせた。
その思い出に、日本のブランド、
中でも『資生堂』で、
最高にときめく口紅を買おう
と決めた。
口紅は、
春夏用と秋冬用、
濃い目の色とナチュラルな色の、
少なくとも4本持っておくのが好い。
ビジネス用と、プライベート用。
気分やシーンによって使い分けられるから。
探していたのは、
艶過ぎず、マット過ぎない、
自然と顔色を好く見せてくれるような色。
最高に普通の色なのに、
最高に気分が上がる口紅が欲しかった。
資生堂の口紅はいつも上品な唇に仕上げてくれる。
正統・信頼というキーワードが思い浮かぶ仕上がり。
遊びが欲しい時は物足りないが、
初心に戻りたいときに安らぎをくれる。
資生堂は、私にとって、車で言うトヨタだ。
地に足をつけて、堅く着々と歴史と実力を紡ぐ。
商品には『Shiseido TechnoSatin Gel Lipstick(テクノサテン ジェル リップスティック)』という名がつけられていて、
色は『408, Voltage rose(ボルテージ ローズ)』で、
本体は、日本の神社・漆・刻印を思い起こさせる
まさかの赤で、
蓋にはマグネットがついていて、
最高にクールでテンションが上がった。
伝統と革新、
保守と進歩が融合すると
最高に新しいものになる。
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