40代・大人になってから始めた習い事「ピアノ」がどれくらい上達するのか実験中です。
モーツァルト「幻想曲 ニ短調 K.397」/ Mozart, Fantasia D minorをレッスンで習い始めました。
上の動画は、ピアノ歴2年目、この曲の練習を始めて3週間目の記録です。
一般的に、一つのものを習得する(人より上手と言われるようになる)のに、
少なくとも1000時間以上の練習が必要になると言われています。
1000時間費やすのにどれくらい日数がかかるか、目安は下の通りです。
例1:一年間で練習可能な日を300日・毎日30分練習した場合、約5年。
例2:一年間で練習可能な日を300日・毎日60分練習した場合、約3年。
私の場合、一日少なくとも30分、多い時で3~4時間練習します。
ざっくりですが、3年後の2023年が一つの通過点になるだろうと考えています。
私の今の目標は、80歳でクラシックとジャズを1曲くらい弾けるようになることです。
始めることと、うまく行くか行かないかは別の話
ところで、インターネットで「ピアノ やめた 後悔」と検索してみると、
ピアノをやめたことを後悔している人がたくさんいらっしゃることに驚きます。
普段生活していると割とよく耳にすることかもしれませんが、
私も最近、親しい人が
「もうxx歳だから、(xxを習うのは)無理だわ」
と言うのを聞くことがありました。
対象自体に興味が無いのなら、習おうが習わまいが、
それは本人の自由であり選択だと思います。
ですがもし、躊躇する理由が本当に”年齢”だけだとしたら、
トライしないのはとてももったいないことだと個人的には思います。
挑戦すること(始めてみること)、と、
成功するか成功しないか(上手く行くか行かないか)は、
別の事だと思うのです。
40代以降、大人になってから始める習い事に対してわたしたちが求めるものは、
充実感ではないかと思います。
他人にどう思われるかの割合よりも、
自分がどう思うかの割合を増えれば、
自分の人生の満足度を高めていくことになるのではないかと思います。
もしこの記事を読まれている方で、
年齢をネックに何かにトライすることに躊躇している方がいらっしゃるとしたら、
まずは気になることを始めてみるきっかけになると嬉しいです。
30代の若さで亡くなったモーツァルトは何を感じていたか
特にピアノを習っている人なら知っている、
モーツァルトの「幻想曲 ニ短調」。
モーツァルトの幻想曲には2種類ありますが、
「幻想曲 ニ短調 K.397」はその内の一つです。
この曲を作ったモーツァルトは
オーストリアのザルツブルクに生まれた、
1700年代後半に活躍した作曲家です。
モーツァルトには、本人も含めて全部で7人の兄弟がいました。
ですが7人の内、成人の歳まで成長できたのは、モーツァルトと、姉のナネールだけだったそうです。
音楽家の父・レオポルドに才能を見出されたモーツァルトは、小さい頃からイギリスを含めたヨーロッパ各国で、王室など上流階級に賞賛されながら演奏をして回ったといいます。あの有名なマリーアントワネットの前でも演奏を披露したことがあるそうです。
車も電車もない時代、毎回長い旅路だっただろうと思います。
バッハとの出会いがきっかけでオペラに魅了され、
色々なオペラに挑戦したいと考えていたと言われています。
この曲「幻想曲 ニ短調 K.397」はモーツァルトの晩年期に作曲されたとされています。
病床にいたため仕上げることができず、他の作曲家が仕上げたと言われています。
父親よりも若く、30代後半に亡くなったモーツァルトは、もっと沢山の曲やオペラを書き、聴衆に聞かせたかったのではないかと勝手に想像しています。
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