世界的な観光地のひとつ、パリ。
パリ市内の有名な美術館は
平日でもフランス国内外の観光客が多く、
静かにアートを眺めたり
空間を贅沢に味わうことが
時にとても難しいことがあります。
そんなパリでも、
誰にも邪魔されない時間を
愉める美術館を
見つけました。
平日朝の、
バカラ美術館です。
美術展スペースは
老舗高級ホテルのスイートルームのように
贅沢さが凝縮された、
ピアノも置いてある
バカラ品販売フロアの、
上層階に位置します。
これまでの代表的な
クリエイションの展示の他に、
丁寧に受け継がれてきたクラフトマンシップ
建物の歴史を肌で感じられる
特別室が設けてあります。
建物の歴史を
スタッフの方が
豊かな知識と表現で
説明してくださいました。
聞き慣れないフランス語がほとんどで
半分ほどもわかりませんでしたが
政治・経済・美術に関連した
様々な主要人物の名前から、
バカラとこの建物が
長年にわたり
これまで多くの人々に
影響を与えてきたことが
うかがえるような案内でした。
その隣は
実力派シェフが料理監修するレストラン。
「レストランのお客さまが来る前に
覗いてみてください」
と、開店前のレストラン内に
入らせていただけました。
内装に使われている壁も
代々受け継がれてきたものを
そのまま活かしているそうです。
スタッフの方が、
「世界でも珍しいと思いますので
向こうも見ていってください」
と紹介してくださったのは
パウダールームで
雰囲気もライティングも独創的。
夜に来ても楽しそうな空間になっています。
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